Webアクセシビリティに関して思うことをぐだぐだと書いてみる。

表題通り、Webアクセシビリティに関して思うことをぐだぐだと書いてみます。

まず、そもそもWebアクセシビリティとは

Webアクセシビリティとは

Webアクセシビリティとは,Webを利用するすべての人が,年齢や身体的制約,利用環境等に関係なく,Webで提供されている情報に問題なくアクセスし,コンテンツや機能を利用できることを指す.

W3Cは,「Webを,障害を持つ人々にとってアクセシブルにする戦略,ガイドライン,リソース」の開発を行わせるグループであるWeb Accessibility Initiative(WAI)を設立し、Web製作者に向けて配慮すべき点をまとめたガイドラインであるWCAGを発表したのですが、これによりWCAGは国際的なデファクト・スタンダードなガイドラインとなりました。

そして2008年12月にWCAG2.0が勧告されましたが、そこで、2009年11月28日にWCAG 勉強会@関西と題して、ACRIによるWCAG2.0の勉強会に参加してきました。

第2回 WCAG 勉強会@関西

今回が2回目で、前回のときも参加するつもりでしたが、諸事情のために参加ができずに、今回は絶対参加しようと思い、この日を楽しみにしていました。

WCAG2.0の各項目で疑問に思っていることやわからないことを出し合って話し合いをして疑問を解いていこうとする素晴らしい勉強会でした。

今回は、WCAG 2.0 ガイドラインの 原則1:知覚可能 1.1 すべての非テキストコンテンツには代替テキストを提供して、拡大印刷、点字、音声、シンボル、平易な言葉などのような、ユーザが必要とする形式に変換できるようにする」から、1.1.1 非テキストコンテンツを取り上げての内容で、アクセシブルにするための実装方法やテクニックや事例などを挙げて話し合いとなりました。

こういう場で改めて、ガイドラインを読むとWCAG2.0の出来が非常に高く、やはり将来に亘っても陳腐化しないように開発されたのだと実感しました。

WCAG 2.0

WCAG 2.0は、ガイドラインの本文であるWCAG 2.0の本文、達成基準について、具体的な解説が記述されているUnderstanding WCAG 2.0、各ガイドラインの達成基準を満たすための、実装技術について解説しているTechniques for WCAG 2.0、内容などの必要な情報を素早く参照することができるHow to Meet WCAG 2.0の4つの文章で構成されています。

これらの内容を、すべて読んだというわけではありませんが、正しい実装方法、または失敗例も挙がっており、Web製作者に向けて非常に整備された素晴らしいガイドラインであるとここでも再確認しました。

これらを理解することによって、アクセシブルなWebサイトの構築は可能となることでしょう。しかし、Webアクセシビリティの問題が解決に至ったわけではないと個人的に思います。

Webアクセシビリティの問題

個人的に思うWebアクセシビリティの問題はコンテンツを人が実際に利用する場面で生じる問題であることです。ガイドラインというのは、基本的にWeb製作者に向けたもので、実際にユーザ側でどのような具体的な問題があるかなど知らないことがほとんどです。

ゆえに、Webアクセシビリティの問題は、ガイドラインでわかることやできることだけで満足してしまうという点とさきほどもグダグダと書きましたが、コンテンツがユーザ側でどのように読み上げられたりすることを知らないことだと思います。

そして、Webアクセシビリティはコストがかかると思われている点もあると思います。実際にスクリーンリーダなどの技術支援は高価です。

アメリカのようにアクセシビリティの確保は法律で決まっているわけではないので、気軽にスクリーンリーダなどの技術支援を導入しにくいのも分かります。

しかし、個人的に思うWebアクセシビリティの問題でユーザ側のことを知るためには、実際に読み上げの確認などをするべきなんだと思います。

世の中には、Webアクセシビリティのチェックツールはいくらでもあります。これらを上手く利用することで、ある程度、ユーザ側のことを知ることができるのではないかと思います。

ここまで、本当にグダグダと書きましたが、最後に、Webアクセシビリティ・チェックツールを書いときます(ほとんどがFirefoxのアドオンですが・・・)(さらに、一切それぞれについて解説しておりません・・・(汗))。下記以外にもあると思いますので、もし、さらに良いのがあれば教えてください。

Webアクセシビリティ・チェックツール

参考

  • 渡辺 隆行: ウェブ・アクセシビリティ向上の要件, インターネットカンファレンス2005論文集, pp.76-86 (2005)
  • 「WCAG 2.0」の読みかた

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