ジャパンアクセシビリティ公開シンポジウム2010に参加してきた。

3月16日に行われたジャパンアクセシビリティ公開シンポジウム2010に参加してきました。

参加しての一番の感想は、参加者が少なすぎること。全員で20名ほどでしょうか?しかも、外部からの参加(ここでは、神戸大学やスピーカの方と一切関係の無い人)は、 TRANSの arataさんと僕と女性の方一人の計3人、ほとんどが主催者側とスピーカとその学生さんたちでした。

その理由は、全くといっていいほど広報をしなかったことが挙げられます。これは、主催者側の人が休憩時間にボソッと言っていたのですが、このシンポジウムをメーリングリストを一切送らなかった、また、神戸大学のWebサイトにバナーは貼られていたそうですが、サイズも小さく、目に付きにくい場所にバナーが貼られていたそうです。

せっかくのシンポジウムなのだから、広報しましょうよー。

開催プログラム

開催プログラムの上3つは、以下にも大学院生の研究内容発表のようなものでした。主に教育支援システムなどにおけるシステム開発やユーザビリティテストなどで、アクセシビリティにはそこまで係わり合いのない内容でした。

論文集はすべて英語、スライドも英語、スピーチは英語(ところによっては日本語もあり)、日本語への同時通訳がありました。

  1. A Dynamic Online IT Dictionary Based on Learner's Understanding
  2. Proposal of Learning Support System based on Knowledge Level of User
  3. A Study on Usability of LCMSs for Practice Use in Foreign Language Education
  4. Trends in accessibility and assistive technologies, a more flexible approach for the next generation web.
  5. Accessibility metadata and how to provide for just-in-time accessibility
  6. How to include everyone when developing accessibility standards.
  7. The role of standards in accessibility, the challenge of a global perspective.
  8. ICT を駆使してユニバーサル社会の実現をめざす
  9. DAISYが進める出版のユニバーサルデザイン
  10. ディスカッション

メモしたところ

  1. インクルーシブデザインの概念が将来のアクセシビリティのキーポイント
  2. インクルーシブデザインとは、排除しないデザイン
  3. Disability は環境やコンテキストによってDisabilityが生じる
  4. どういったゴールがあるかによって、アクセシビリティは確立できる
  5. STAND4ALL、 AccessForAll
  6. STAND4ALLは、EU各国のアクセシビリティ・ガイドラインを地域ごとに根付かせるためのプロジェクト(TRANS より)で、ニーズを図るもの
  7. AccessForAllは、アクセシビリティのリソースを定義や記述を行うためのフレームワーク
  8. アクセシビリティのリソースをどのように提供するか(リソースがあっても、それがどこにあるのかわからない場合が多い)
  9. リソースは、どういう人が利用するかを想定しなければならない
  10. TRANS にもあるように、PNPとDRDというのメタデータをもっと個人のニーズごとに、1つのリソースで情報の提供方法できるに Metadataのマッチングが必要
  11. Standardは文章化さらた合意
  12. 見ることができ、実行することできることがStandardを指す
  13. Standardは自由に利用できる
  14. Standard は柔軟性の提供
  15. Standardがあるからこそ、機能の競争が生まれ、より良くなる
  16. ビデオには字幕のコンテンツを(字幕やキャプションをつけるために、 DCMP を紹介してくれました。)
  17. 次期 マルチメディア DAISY図書SMIL3.0 準拠

arataさんのブログでもありますが、レクチャー内容を期待した方は、非常に残念ですが、今回のシンポジウムにおいてレクチャー内容の話はありませんでした。

プレゼンテーションの持ち時間が短かったのもあるのでしょうか、話がかなり早く進むので、スライドを完全に見ることができずに、分からない単語や用語が多かったので、arataさんと同じくキーポイントのみしかメモできずでした。

しかし、排除しないインクルーシブデザインが将来のアクセシビリティのキーポイントが一番心に残りました。あとは、どのようにリソースを提供するかということですね。

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