音声配信用のWeb APIの紹介

既存のWebページに音声読み上げ機能を簡単に追加できるWeb APIがあるのをご存知でしょうか?

決して、Webページに読み上げ機能を追加することが、視覚障害者の方々に向けたものでは無く、また、アクセシビリティに配慮したというわけではありませんが、コンテンツを読み上げるというのは、場合によっては、健常者や障害者関係無く役立つ場合があると思います。

その中で、音声配信用のWeb APIを紹介します。中には、読み上げられるコンテンツを音声ファイルに変換し、持ち出すことが可能なサービスもあります。

みんなのとーくん

みんなのとーくんは、特定非営利活動法人アイ・コラボレーション神戸が開発するWebページ内の指定された領域のテキスト部分を音声に変換し、読み上げを行なうシステムです。

音声操作パネルを用いて「速い、標準、遅い」と3段階の読み上げ速度、10段階の音量調整ができ、Webページ内の聞きたい場所へのジャンプ機能も付いており、聞きたい所から読み上げられることができます。

また、「(月)」や「Tel/Fax:」など表示されているテキストの内容をそのまま読み上げてしまうと内容が伝わりにくいことがありますが、みんなのとーくんは、一般的に使用されている単語について、読み上げ時に独自に変換を行っている読み換え規則変換機能を搭載しています。
しかし、 無償版は提供されておらず、 有償版のみだけであり、 さらに、API のドキュメントは公開されていません。

使い方や動作環境は こちらのページより、ご確認ください。

読み明け変換表

NeoSpeech API

NeoSpeech APIは、NeoSpeech 社が提供するWebサイトやアプリケーションを音声読み上げを行うサービスである. 英語と日本語や中国語などの主要なアジア言語に対応しており、SOAPとRESTの両方をサポートし、.pcm、.vox、.asf、.wav、.ogg などのオーディオフォーマットに変換することが可能である。また、有償版と無償版があり、開発者向けにAPIのドキュメントが公開されています。

使い方や動作環境は こちらのページより、ご確認ください。

By Voice

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By Voiceは、Lingua e-Solutionsが開発するWebサイト上のコンテンツから音声メッセージを生成し、テキストをmp3またはWAV形式に変換するサービスである。また、ブラウザにVoice Playerプラグインを導入することにより、独自のフォーマットであるbyvファイル形式を使用することができます。

開発者向けにドキュメントは公開されており、英語、フランス語、スペイン語など主要なヨーロッパ言語に対応しているが、日本語には対応していません。

使い方や動作環境は こちらのページより、ご確認ください。

vds API

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Voice Delivery System(vds)は、Webページに音声読み上げ機能を実装するためのWeb APIである。vds APIの特徴として音声は、提供元である株式会社ナレッジクリエーションの専用音声合成サーバで自動的に生成され、音声出力はFlashでストリーミングで配信される。そのため音声読み上げが始まるまでの時間が非常に短く、利用者は特別なソフトをインストールする必要もない。

また、 Windows XP、Windows Vista、Mac OS X等の主要OSやInternet Explorer、Firefox、Safari、OperaやGoogle Chrome等の近年の主要ブラウザに対応していることからOS やブラウザに依存しないことが特徴です。

vdsではJavaScriptで、音声合成・出力、読み上げの停止・一時停止、音声種別の切り替え、読み上げ速度の制御、読み上げ音声のバランス(パン)、読み上げの背景色の制御が可能であり、無償版と有償版があり、開発者向けにAPIのドキュメントや読み上げの開始や停止などのメソッドや関数群が詳しく公開されています。

使い方や動作環境は こちらのページより、ご確認ください。