レベルAのコントラスト比を3:1を最低限とするのはどうだろう【アクセシビリティ】

今日ちょっとコントラストについてのやり取りをしたので、Webデザインにおける目安となるコントラスト比を自分の勝手な思いを書かせていただきます。

WCAG 1.0とJIS X 8341-3:2004

前景色と背景色においえては、1999年に勧告されたWCAG 1.0からあることで、日本のJIS規格にも書かれています。

JIS X 8341-3:2004では、コントラストの記述には、十分な見やすいなど個人の判断でことなる曖昧な表現が使われていました。

WCAG 2.0とJIS X 8341-3:2010

しかし、WCAG 2.0とIS X 8341-3:2010では、曖昧な表現を無くし、コントラスト比において明確な比率をだしています。

1.4.3 最低限のコントラスト: テキスト及び画像化された文字の視覚的な表現には、少なくとも 4.5:1 のコントラスト比をもたせる。(レベルAA)

1.4.6 より十分なコントラスト: テキスト及び画像化された文字の視覚的な表現には、少なくとも 7:1 のコントラスト比がある。 (レベルAAA)

上記はWCAG 2.0からの引用ですが、レベルAAでは、4.5:1、レベルAAAでは、7:1という比率になっています。

コントラスト比が明確になったのは目安になるので、非常に良いのですが、コントラスト比の用件を満たす達成基準はレベルAAからです。

では、レベルAではどうなのでしょうか?

レベルAの達成基準では、コントラストにおける要件はありません。

レベルAはどうなのか?

レベルAに準拠を目標にする場合、コントラストはテスト範囲にはいらないかもしれませんが、かといって前景色と背景色の比率が近い場合では読みにくいコンテンツになってしまいます。

目安となる比率があることにこしたことないので、この比率を目安にしたらどうでしょうか?

3:1のコントラスト比はどうだろうか?

この3:1のコントラスト比は、WCAG 2.0でも但し書きで記述されています。

1.4.3 最低限のコントラスト: テキスト及び画像化された文字の視覚的な表現には、少なくとも 4.5:1 のコントラスト比をもたせる。ただし、次の場合は除く:(レベルAA)

その次の場合というのが

大きな文字: サイズの大きなテキスト及びサイズの大きな画像化された文字には、少なくとも 3:1 のコントラスト比がある。

この大きな文字というのは、WCAG 2.0の実装方法集の解説で記述されています。

G18: テキスト(及び画像化された文字)とその背景の間に、少なくとも4.5:1以上のコントラスト比をもたせる

達成基準1.4.3に関しては、この実装方法は18pt(太字ではない:日本語の場合は22pt)未満と14pt(太字:日本語の場合は18pt)未満のテキストのための最小コントラスト比を説明している。

  • 欧文:18pt同等
  • 欧文(太字):14pt同等
  • 和文:22pt同等
  • 和文(太字):18pt同等

これらは、コントラスト比は3:1でよいのである。

ならば、レベルAAを準拠するならば、4.5:1のコントラスト比(大きな文字除く)がなければならないが、レベルAでは、コントラスト比が要件とならないが目安の比率として、3:1を目安とする。

この3:1というコントラスト比は[ISO-9241-3]及び [ANSI-HFES-100-1988]によって推奨されているとのこと。

3:1がISOやANSIで標準化されていることから、レベルAの要件としてちょうどいいんじゃないというのが、僕の意見です。

まとめると、

  • レベルA:3:1
  • レベルAA:4.5:1
  • レベルAAA:7:1

どうだろう?そんなの当たり前と言っていただけたら、なんか嬉しいですね。