
5月28日、東京の新宿NSビルにて開催されたWebカラーセミナー「実例から学ぶWebサイトの色彩設計」に参加してきました。
講師は、フォルトゥナの坂本 邦夫さん(@Kunio_Sakamoto)です。
セミナーの内容
セミナーの内容は下記のようになっていました。
- 配色ではなく色彩設計をしよう
- サイト運用のための色彩設計
- 実例10サイトから学ぶ色彩設計
配色ではなく色彩設計をしよう
ここでは『色』というと『配色を決める』のイメージになりますが、色彩設計というのはどういうことかの話でした。
『色彩設計』を具体的にいうと、 視覚的な訴求力や見やすさや使いやすさの機能的な色彩、ブランドイメージ等の戦略的な色彩のことで、分かりやすく言うと下記のようになります。
- 文字などの読みやすさ
- リンクの分かりやすさ
- 印象の残りやすさ
- 業種・商品・人物に合った色
- 競合サイトとの色の関係
これらの内容を詳しくお話いただいた後に、色彩設計の流れをお話いただいた中に今回のセミナーの肝となるキーワードをお話くださいました。
色に理由付けをする
色を決めるというの中に、「なんとなく」や「好きだから」など理由づけとして非常に弱い理由では説得力がない、ということでした。 これは、色彩だけではなくて、どんな場合においても必要ですね。
サイト運用のための色彩設計
ここのセッションでは、主にアクセシビリティの内容でした。
WCAG 2.0やJIS X 8341-3:2010では、コントラスト比が明確にされています。コントラスト比の達成基準のことと実際に背景色と前景色の組み合わせのコントラスト比の一覧表を見せていただきました。これは、非常に参考になりました。
さらに、このセミナーには、WAICの植木さんがご参加されており、下記のようにTweetされていました。
JISやWCAGのコントラスト比の要件。ちなみに、ロゴや装飾目的の文字などは対象外です。
簡単に言うと、背景色や全景色のコントラスト比をWCAGやJISに準拠させるためには、記されているコントラスト比を守らなければならないが、ロゴには記されているコントラスト比は気にしなくてよいということです。
実例10サイトから学ぶ色彩設計
このセッションでは、実際のサイトを見ながら、色の組み合わせで良いことや、こうすればもっとよくなるという話をしてくれました。
参加しての感想
坂本さんのセミナーには、何回が参加させてもらっていて、必ずや、Webサイトを制作するにあたって大事なこと『アクセシビリティ』『ユーザビリティ』『ファインダビリティ』の内容が入っていることが聞いてて本当に勉強になります。
もちろん今回も入っていて、色彩設計と情報設計というのをうまく組み合わせていく必要性を感じました。何か初心に戻ったような気分です。
また、懇親会でも、知らない人ばかりでしたが、声をかけてくださった方々や名刺交換させてもらった方々ありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願いします。
最後に、今回、セミナーに招待くださりましてありがとうございました。坂本さんに感謝します。
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