AccSell Meetup #003『Dr.Sの出張講座』に参加してきました。

11月6日に開催されたAccSell Meetup #003『Dr.Sの出張講座』に参加してきましたので、そのレポというか感想というか、そんな感じなのを書きます。

セッションの内容

セッションの内容は、以下のようになっていました。

  1. 「自治体Webサイトにアクセシビリティが求められる背景」 植木 真(株式会社インフォアクシア)
  2. 「自治体サイトアクセシビリティ調査」 清家 順(有限会社ユニバーサルワークス)
  3. トークバトル(カルーセル、メガドロップダウン、リズム)

セッション1

ここ最近、自治体などのWebサイトがJISのAAに準拠したといったニュースを目にする機会が多くなってきました。なぜ自治体などの公的機関のWebサイトがアクセシビリティの確保が求められているのかを植木さんによるその背景や経緯といった話でした。

アクセシビリティのセミナーなどを何度も聞いている人ならば聞いたことのある話でしたが、背景には工業標準化法や新たに施行される障害者差別解消法などの法律があるのだということでした。

セッション2

内容としては、毎年9月1日に公開している「自治体サイトアクセシビリティ調査」を題材に清家さんが行っていることの話でした。

以前にCSS Nite in SHIZUOKA, Vol.3のセッションでも同じようなことを聞いていましたので、内容は多少似ているところはあるように感じましたが、文字拡大機能、背景色変更などアクセシビリティでよく挙る機能をコンテンツとして用意しているサイトは多いのですが、これらがちゃんと機能していないことが多いということを実サイトを例にして話されていたので、非常に分かりやすかったです。

セッション3

カルーセル、メガドロップダウン、リズムの三つをテーマに各テーマ20分という短い時間でのトークセッションでした。

カルーセル、メガドロップダウンは要件として挙る機能ですので、こういった奥深いテーマを取り上げて、しかもアクセシビリティの観点から意見交換できる場というのは本当に貴重な機会でした。参加する前に思っていたことは、ARIAを導入しましょーというオチで終えたら、つまらないなぁーと思っていたのですが、もちろんWAI-ARIAについては話としてでたのですが、それだけでなく現時点でできることで締めくくってくれたので今後の実装においても参考になる内容でした。

以下はその場でとったメモをそのままですが、一応のせておきます

カルーセル

スクリーンリーダーユーザーは存在に気付かない。
切り替わったことが通知されない。(ARIAを使っていない場合)
読み上げについて、考えれていない

切り替わったことを通知する必要はない。
ゲージや停止ボタンについて読み上げはしないようにする。

一時停止できる仕組みを用意する。(自動でスクロールする場合)
仕組み = 一時停止ボタン?

達成基準 2.2.2
http://waic.jp/docs/UNDERSTANDING-WCAG20/time-limits-pause.html

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メガドロップダウン

スクリーンリーダーユーザにとっては気づきにくい。

JSオフでも使えるようにする。
キーボード操作できるようにする。
オンマウスだけでは駄目。オンフォーカスも必要


ARIAは普及すべき。

感想

個人的には、最後のトークバトルが最も参考になりました。特に「カルーセル」「メガドロップダウン」はよく実装で求められる機会が多いので、こういったものを取り上げての話は本当に貴重なものでした。しかし、20分は短い、いや本当に短い。60分ぐらいは必要じゃないかと植木さんは仰っていましたが、本当にそうだなぁと思いました。また、こういうことをテーマにしたセッションを構成してほしいと思いました。