Web Notificationsが勧告候補になった

Web Notificationsが5月19日に勧告候補になりました。

Web Notificationsとは

Web NotificationsはJavaScriptで通知を送ることのできる仕様です。

IEやEdgeやiOSでは未対応ですが、デスクトップブラウザのほとんどがすでにサポート済みです。

Can I use. | Web Notifications

デモ

下記がデモです。ひとつめのボタンをクリックすると通知がブラウザの左下か左上に表示されます。

ふたつめのデモはボタンをクリックしたら5秒後に通知が表示されます。ブラウザを開いている状態で別のアプリを操作しているときの確認用として試してみてください。

See the Pen Notification's Demo by Minoru Hayakawa (@e-river) on CodePen.

Web Notificationsを試してみての所感

  • 通知がきてもとくにブラウザのアイコンに変化はない(スマホのようにバッジは表示されない)
  • 通知のためのパネルに閉じるボタンの「x」があるが、パネル全体をクリックするとパネルは非表示になる
  • アイコンのサイズが170pxより大きい場合、だいだい170pxくらいにリサイズされる(デモではアイコンは使っていません)
  • メッセージには、タイトルとボディメッセージをつけることができる。文字量は改行されるので文字数制限はない
  • リンクはつけれない。本当にテキストメッセージとアイコンのみ
  • 別のサイトやアプリを使っていても通知を受けとれる
  • 更新をしてもパネルが消えない(パネルを非表示にしないかぎりずっと表示される)

つらつらと所感を書きましたが、さほどメリットというのが感じませんでした 。単に通知を送るだけだとWeb Notificationsを使わずとも現状の技術だけでもできると感じました。

しかし、最大のメリットはブラウザを開いている状態で、別のアプリを利用していても通知を受けとることができます。

まだすべてのブラウザでサポートされているというわけではありませんが、今後のアプリ開発では検討項目として挙がる仕様だと思いますので、注目していきたいと思います。